地球全体に降り注ぐ太陽光のエネルギーを100パーセント変換することができれば、世界の年間エネルギーをわずか1時間でまかなうことができるといわれている。
それほど、太陽光発電は、多くの可能性を占めているのだ。
日本では、太陽光発電システムの開発で、世界のトップを走り続けていたが、欧米、特にドイツや中国の後塵を拝するようになっていた。
ところが、東日本大震災を受けて、原子力発電に対する見直しの論議が盛んになってきている。
原子力発電をクリーンエネルギーとして標榜し、海外進出まで計画していた柱が、福島における原発事故発生のために、大きく崩れてしまったのだ。
日本では、中断していた住宅用太陽光発電システムの設置に対する補助制度を、東日本大震災の直前に復活することを決めていたが、住宅に限らない太陽光発電に対する補助制度もこの度、発足した。
多くの異論はあるが、大きく舵を切り換えつつあるのだ。
しかし、変換効率などの問題から、未だ発展途上のシステムだといわざるを得ないのが太陽光発電システムにおけるジレンマともいえる。
他の発電システムに比較して発電コストが高い、設置には大きな面積が必要、夜間発電はできない、発電は天候に左右されるなどのデメリットが現実には存在しているのだ。
それに対して、二酸化炭素をほとんど発生しない、資源の枯渇の心配がない、発電場所と消費場所を近接できる、メンテナンスがしやすいなどのメリットとともに、原子力発電などと比較して遙かに安全性が高いのが太陽光発電なのだ。
蓄電池の開発も進んでいる。
現在、原子力発電の将来比率をどれだけにするかが、大きく論議されているが、それは近い将来の原子力発電をどうするかの議論だろう。
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その議論がないまぜになってしまっているのではないだろうか。
遠い将来は、間違いがなく太陽光発電なのである。
その努力を辞めてしまっては、日本の将来も期待できないことになってしまう。日本の科学の総力を挙げて、技術開発を進めたいものである。